うみへび座

21時南中は4月10日で、正中高度は30°です。88星座中で最も面積が大きく最長の星座で、頭の先からしっぽの先まで東西に約110°あります。かに座の南から始まり、しし座、コップ座、からす座、おとめ座の南を通って、てんびん座まで続いています。頭の先が姿を見せてからしっぽの先が昇りきるまでに、6時間もかかります。そのため星座全体が空に輝いている時間は、そう長くありません。この星座の起源は古く、紀元前3200年ごろにはすでにへび座として人々に知られていました。トレミー48星座の一つです。

星座物語

アミモーネの沼に、九つの頭を持ち毒の息を吐く蛇の怪物ヒドラが住んでいました。英雄ヘルクレスの第2番目の大冒険が、このヒドラ退治でした。ヘルクレスがヒドラの頭を切り落とすと、切り口から2本の頭が生えてきます。そこでヘルクレスは、たいまつを作り、切り落とした切り口をすぐに焼いてしまいました。瞬く間に頭は1本だけとなりましたが、これが不死の頭で、満身の力を込めて切りつけてもびくともしません。そこでヘルクレスは、ヒドラを近くにあった大岩の下に閉じ込めて動けなくしてしまいました。