や座

21時南中は8月28日で、正中高度は75°です。はくちょう座の口ばしにあたる星アルビレオと、わし座のアルタイルのほぼ中間にあり、Yの字を横にした形に4つの4等星が並んでいます。全天で3番目に小さな星座で、双眼鏡の視野いっぱいに入ります。紀元前1200年ごろのフェニキアでは、すでに知られていた星座です。ギリシャのヒッパルコスがオイストス(矢)と呼んでいた、トレミー48星座の一つです。小さいながら天の川の中にあるため星数が多く、小型望遠鏡で見られる二重星や変光星も多く存在します。

星座物語

この矢の持ち主は、愛の神エロス(キューピット)と言われています。エロスの父は戦いの神アーレス、母は愛と美の女神アフロディーテです。エロスはいたずら好きで、羽の生えた子供の姿をしています。この矢には神通力があって、黄金の矢で射られると人間は勿論、神々でさえ恋心を起こし、鉛の矢で射られると燃えるような恋もいっぺんに冷めてしまうというものでした。そして、エロスはこの矢でオリンポスの神々の間をさんざんいたずらして周り、大神ゼウスでさえ恋心を起こさせられたりして、大いに悩ましたと言います。