がんができるまでの仕組み〜2〜
*がんが治療しにくいのは、がん遺伝子が、もともと、どんな細胞にも存在して、細胞の増殖や分化といった重要な機能を営む遺伝子だからである。正常な細胞では制御されている、この遺伝子が発がん物質などにより調節が効かない状態になると、がんが発生するのである。もともとは、自分の細胞であったものが、自己の生命を危機に追いやってしまう。すべては、遺伝子の調節のなせる技ということができる。