星がちらちらすると雨

星の瞬きは、性質の違った空気層による屈折のずれ(比較的温暖な空気層と寒冷な空気層)からくるもので、 大気中の空気の流れが乱れていることをあらわしています。 星の光が瞬くのは人の目に入るまでの大気によるもので、寒冷な空気と温暖な空気が接して空気の不連続面 (違う性質のものがぶつかって性質がそこで急に変わります)が作られると、その面がプリズムの役割をして光の 集まった部分と光が広がった部分を交互に作り光がいろいろな方向に曲げられるのでちらちらと見えます。
この乱れは、低気圧や気圧の谷がくる直前に起こることが多いので、雨の兆しとなるというのです。ただ時または 場所によって違いますが、星が見えれば必ず瞬くのでこのことわざは普段から星の瞬きを観察していることが 必要となります。ある特定の星が、いつもより激しく瞬いていれば前兆となるといえます。
山頂や稜線上からならば地上の光源(=光のもと:電灯、山麓の光)でも利用することができます。