筋雲は、高さ8000メートル以上の高いところに発生する巻雲のことです。この雲のなびく向きは、
上層の空気の流れを表していて、西風が吹いていると、西から東にたなびきます(煙でも同じです)。
冬に西高東低の気圧配置となって西風が吹くときは、日本列島はシベリア大陸の高気圧の勢力下に含まれるために、
南または南西から低気圧が近づくことができず、日本列島は高気圧に覆われ晴天が続くことになります。
ただ地形の影響で各地で西風が吹くと決まっているわけでもなく、また西高東低の気圧配置では、日本海側、
特に山沿いの地域はシベリア寒気団の季節風による雪が降るので、的中率はあまり良くありません。