トビが高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨

トビ(鳶)は、気流をうまく利用して飛んでいるため、羽ばたかないでも飛ぶことができます。 晴れの日は、日射(太陽から来る光)が強いので地面が暖まって地表近くの空気が暖め、上昇気流が起こり この気流に乗ってトビは高いところを飛びます。また、トビは飛びながらえさを取るので、空気の透明度が高い 晴天の日には、高いところを飛ぶ方が視界が広くなって都合がよいのです。このような時は移動性高気圧に 覆われている時で晴れることが多くなります。逆に低気圧が近づいて上空の風が強くなっている時や水蒸気で 視界が悪くなっている時は、低いところを飛ぶのです。このような時はやがて雨になります。 ただ、トビの飛び方は実際に晴れたり、天気が悪くなっていることによるので、 予知しているとは言えないでしょう。