朝焼けは雨、夕焼けは晴れ

夕焼けで空が赤くなるのは、太陽が地平線近くにあって、太陽光線が分厚い空気層を斜めに通過するため、 空気層がプリズムの働きをして光線のうち波長の長い赤色光以外を散乱させてしまうためです。日本の天気は、 偏西風の影響で西から東に移動するため、西の空が晴れている夕焼けでは次の日は晴れになるといいます。 一方、朝焼けは、空気中の湿度が上がって増えた水蒸気によって光が散乱されて、空がピンク色から紫色に近い色に 染まるといわれています。 有名なことわざですが、実際は経験的にいわれている部分が強く、当たる確率は意外と低く、60%ぐらいと いわれています。 確率を上げるには、そのときまわりにある雲を見るといいといわれています。薄い雲が浮かんでいれば晴れ、 低気圧に由来する厚い雲があれば雨になりやすいです。