あごの骨がない原始的な魚です。日本では太平洋側、日本海側の両方で見ることができます。茶褐色をした体の下側には粘液孔(ねんえきこう)があり、ヌルヌルしています。深海に住んでいるため眼は退化して、皮の下にかくれています。体長は55cmほどで、ひれは尾びれだけです。底引き網で獲れ、肉はくん製に、皮はなめして加工品に用いられています。アナゴと呼ぶ地域もあります。名前の通りウナギに似ていますが、硬骨魚類のウナギとは違う種類の生物です。