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この時代、海での最強肉食動物はオウムガイの仲間でした。この頃、最古の魚であるアランダスピスは自由に泳げないため、オウムガイの格好の餌食でした。アランダスピスにとって川は敵から逃れる場所でしたが、川は水量の変化が激しく、急流やよどんだ場所など様々な場所があり、容易には近づけませんでした。また、海水から淡水への変化は最大の問題でした。
魚の進化
| アランダスピス | ⇒ | プテラスピス | ⇒ | ケイロレピス | ⇒ | ユーステノプテロン |
| 最古の魚で、自由に泳げない。今から、進化していく魚の中で、最も基本的な生物。エラなどのパーツはまだない。 | 原始的なうろこで覆われていた。うろこは体の表面から、水が侵入するのを防いだが、エラで呼吸しているため、大量の水が入ってきた。そのため、腎臓を発達させ、余分な水を体から出した。 | 固い背骨を持つようになった。背骨が出来たことにより、運動能力か飛躍しただけではなく、ミネラルの貯蔵庫として、ミネラルの少ない川でその不足を補った。 | 4枚のひれにそれぞれ7本の指を持っていて、草木をかきわけていた。そのため、ユーステノプテロンのいる場所は草木が枯れ、酸素不足になった。ユーステノプテロンは空気中の酸素を吸うために、肺を持つようになった。 |