| 古文・一寸法師研究まとめ |
古文・一寸法師研究は、いかがでしたか?
『高校生向け』として、内容的に十分であったかは非常に迷ったところも有ったのですが、
一生懸命作成しましたので、このまとめも目を通してみてください。
古文という世界、古文版一寸法師の読解、分かっていただけているでしょうか。
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高校生の皆様に分かっていただきたかったこと・・・ |
高校生向け、として作られたこの古文一寸法師研究。高校生向けに特別行ったことと言えば、じつはチャレンジ大学入試問題の作成と、ルビも単語注釈リンクもない本物の古文原文を作成したこと辺りが主なのですが、どうか皆さんにも一寸法師の読解で何か得る物があるようにと祈るばかりです。
現代版との違いについても着目し、『完璧』を目指し古文版一寸法師の読解にも取り組んでくだされば感動です。
古文文法学習の方は、予習用としてはお使いいただけないかもしれませんが、復習には普通に使えるだろうということでリンクを張っておきました。こちらも利用していただければと思っています。
高校では、大学入試に向けても古文は国語には書かせない科目になっていることと思います。漢文なども出てきますし、他の教科もどんどん難しいものになっていくのだろうと思います。
その中でも、特に古文が苦手だと言う方など、このHPを通じて少しでも古文が好きになっていただければと思っています。
古文は、普通の生活をするにおいては全く必要の無いものです。はじめの部分にも書いたことですが、勉強しなくてはアレが出来ないとか、どこに行けないとか、そういった気持ちで勉強するのも気持ちの良くないものです。
古文は現代私たちが日本語として使っている日本独自の言葉の原型です。気の遠くなるほどの時間をかけて、今の私たちの言葉に変化してきたものです。
平安時代、中国から『文化』を学び、そしてまねをする、という当時の文化形成から、その遣唐使をやめることによって作られ始めた大昔の『日本語』です。
ひらがなを作ったのもその先人達です。そのひらがなを使って、清少納言や紫式部などの女流作家は優れた文学作品を残し、また民衆の間でも読み書きを勉強したものは本を読めるようになり、そして日記という文学も現代には作品として残されています。
そして、この(古文版)一寸法師が収録されていた御伽草紙も、室町時代各地にあった御伽ばなしを集め、民衆の間で広く読まれたものです。有名な、江戸時代の『奥の細道』も、芭蕉がずっと昔から変化しつづけてきた日本語を用い旅記として作りあげた古文の文学作品です。
それを、私たちは大切にし、学ばなければいけないと思うのです。
沢山の人たちが頭をこらして見つけてきた数学の定理や発見、誰かが作り上げた文学や芸術は、尊敬され、学ばれることによってそれからずっと後へも受け継がれて行き、そしてそのためにも私たちは勉強をするのだと思います。
私たちチームも、この古文・一寸法師研究を作っていく過程で、きっと色々なものを学ぶことが出来たと思っています。
今まで付き合っていただき、本当に有り難う御座いました。
高校という厳しい学習環境の中、時にはまたこのサイトに立ち寄って、少し一寸法師の読解や古文の文法の復習などにお立ち寄りいただけたら私達にとってこれ以上の報いはありません。
どうぞ頑張ってください。
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製作者、馬渡 橋本 |