ハシビロガモ Anas clypeata Linnaeus
SHOVELER  ガンカモ科

【形態】
嘴が極めて大きく、扁平で、へら状である。翼長217〜252o、尾長73〜85o、嘴峰59〜69mm。♂は頭頸部は黒緑色。胸から背にかけては白く、背の中央部は黒い。白い肩羽は長く延び、先端では空色と黒と白の縦縞となる。腹以下は濃栗色。雨覆は空色、翼鏡は金緑色。♀は上面は黒褐色、下面は黄褐色と黒褐色とのまだらで、喉は黄褐色で、斑はない。

【分布】
ユーラシア大陸の中北部や、北米の中北部で繁殖し、冬季はアメリカ、中国大陸南部、南米などに渡る。日本では、北海道北部で少数繁殖するが、大部分のものは秋季にシベリア大陸より渡来する。冬季各地の湖沼、沼沢地、海洋上に普通に見られ、海洋上では数百の大群をなし、岸に近い浅瀬に生活することが多い。

【一口メモ】
ガリバー池には、1年に1〜2度ほど飛来する。

どんなカモが
飛来するの?