コガモ | Anas cressa cressa Linnaeus | |
TEAL | ガンカモ科 |
(左:コガモ♂ , 右:コガモ♀)
【形態】
日本産の最小形のカモ。翼長160〜194o、尾長62〜72o、嘴峰31〜41mm。♂は頭頸部は栗茶色、眼の周囲から後頸に金属光沢のある暗緑色の幅の広い線があり、細い白線でくまどられている。背と脇とには、一面に白と黒との密な虫食い状斑がある。胸は黄褐色で、多数の黒色円形斑がある。翼鏡は金属緑色。♀は上面は黒褐色で黄褐色斑があり、下面は白地に黒褐色斑がある。
【分布】
欧州及びアジアの中北部で繁殖し、冬季はアメリカ、インド、スリランカなどに渡来する。日本でも北海道、青森県、日本アルプス(上高地)で少数繁殖するが、冬季渡来するものの多くはシベリア大陸より来る。冬季は湖沼、沼沢地、海洋上に大群をなして生息し、狩猟の良い対象となっている。
【一口メモ】
●とても小さいため、特に♀は背面が黒褐色なので、陸(土)上では大変見つけづらい。
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どんなカモが 飛来するの? |