第七章"北十字とプリオシン海岸" |
銀河の河床 草の露 北極の雪で鋳た 狐火 数珠 虔んで 俄かに 硫黄 赤帽 掌にひろげ 黄玉 稜から くしゃくしゃの皺曲 河原の礫 渚に行って 立ったり屈んだり 岩になった処 瀬戸物 鉄の欄干 尖った 沢山 稲妻のように 貝殻 すすきの穂 近眼鏡 鶴嘴をふりあげたり 突起 潰れた 蹄の二つある足跡 参観 第三紀 鑿 肋骨 膝 |
ぎんがのかわどこ くさのつゆ ほっきょくのゆきでいた きつねび じゅず つつしんで(慎しんで) にわかに いおう あかぼう てのひらにひろげ トパーズ(おうぎょく) かどから くしゃくしゃのしゅうきょく かわらのこいし なぎさにいって たったりかがんだり いわになったところ せともの てつのらんかん とがった たくさん いなずまのように かいがら すすきのほ きんがんきょう つるはしをふりあげたり とっき つぶれた ひづめのふたつあるあしあと さんかん だいさんき のみ ろっこつ ひざ |