大平山公園
 呉市下蒲刈島にある。下蒲刈島は周囲約17km,古くから瀬戸内海の海上交通の要として栄えた,古い歴史と伝統を持つ島である。 平成12年1月に安芸灘大橋が開通し,本土とも結ばれた。大平山は標高275mで、この公園へ車で行くことができる。(2005年5月撮影)
説明板には「1944年7月には、サイパン島の日本守備隊が全滅して、アメリカ軍の本格的な本土空襲がついに必至のものとなった。 早くも11月6日にはB29一機が呉本面に来襲、呉鎮守府では寒心にたえないこの防備の実情を打開するため、7日、海軍省軍務局長と軍令部第一部長にあて高角砲の増設方を打電している。 戦局がきびしくなるにつれて、学校では校庭を耕して食糧増産に協力した。 向国民学校では下蒲刈島の大平山上の防空砲台建設のため高等科の児童が軍役奉仕をした。」とある。
 ・防空砲台などの配備図
 ・防空高角砲台及び戦闘状況