青函トンネルとは? 青函トンネルは北海道函館市と青森県青森市を結ぶ津軽海峡線に位置しています。 津軽海峡は当初亀田半島と下北半島を結ぶ東ルートが有力視されていましたが、津軽海峡の深さや海流の影響により当時の技術では建造不可能とされ、松前半島と津軽半島を結ぶ現在の西ルートに建造されました。 津軽海峡線は北海道側から函館本線、江差線、海峡線、津軽線の4線の総称で全長が160.4qにもおよびます。このうち、函館から中小国までの青函トンネル全線を含む129qはJR北海道函館支社が管理運営しています。 ![]() 青函トンネル内には誘導信号が存在せず、自動列車制御装置(ATC)の採用により、運行指令はレールを通した電気信号で伝えられています。災害時には世界で唯一の定点(海底駅)に自動的に緊急停車するようになっており、保安システムは、ほぼ完璧なモノになっています。もちろんこの定点には非常用の毛布や食料が完備されており、最悪の場合は立坑と呼ばれる換気用のトンネルを辿って地上に上がることも可能です。 電力は北海道、青森県の各電力会社から合計4ルートの体制で電力を確保。さらに、万が一の事態に備え自家発電用の装置も完備しています。 ![]() |