パ ハ ー ル プ ー ル の 仏 教 寺 院 遺 跡    

仏 教 の 栄 え た   パ ー ラ 王 朝 の 繁 栄 の 証

首都のダッカから北西に行くと巨大な寺院遺跡が見えてくる。

紀元前3世紀、400年もこの地域を支配したパーラ王朝。
仏教が栄えて、その証拠にパハルプルにソーマプラ・マハーヴィハーラが残っている。
17世紀までは、たくさんの巡礼者がここを訪れていた。
しかし、インドに広まったヒンドゥー教は、いつしかここの仏教を衰えさせてしまった。
徐々にイスラム化し、もし仏教を信仰すればカースト制で一番下の身分になってしまうので、イスラム教を選ぶ人が多くなった。
そうして、ソーマプラ・マハーヴィハーラは、廃墟と化していく。

ソーマプラ・マハーヴィハーラは、300メートル四方で、面積はなんと9ヘクタール。
160室以上の僧房と、中央には大きな廟もあった。
建物はすべてレンガで造られていて、3層から5層で形作られていた。
発掘されたものには、神々や動物など、たくさんの彫刻が刻まれている。

1985年に登録された。

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