黄 龍 の 自 然 景 観 と 歴 史 地 区    

い ろ い ろ な 色 を 見 せ る 、 3 種 類 の 湖

黄龍(ホワンロン)は、およそ3000mほどの高さの山々が連なる渓谷である。
チベット人が、何世紀にもわたって、農業を営んでいたのだが、1983年に、国が保護し始めた。

谷底には、およそ3400もの池や湖が、段々畑のように重なっている。
その湖は、3つに分けられ、「迎賓池」「盆景池」「五彩池」といわれている。
「迎賓池」は、湖底は黄色ではあるが、周辺の木によって、緑色にみえる。
 また、その場所に落ちる滝は、一緒に流れ落ちる、黄色い石灰質のために、
 黄色い龍が昇っているかのように見え、また、滝が落ちる音が、龍がほえているように聞こえるという。
「盆景池」は、水の流れに沿って、盆栽のような、小さな木が生えているため、この名がついた。
「五彩池」は、黄龍の中で、最も高い場所にあり、"エメラルド・グリーン""アイス・ブルー""硫黄色"など、
 多彩な色合いを見せている。

また、黄龍には、ジャイアントパンダなど、絶滅が心配される動物も生息している。

1992年に登録された。

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