黄 山    

お よ そ 5 億 9000 万 年 前 か ら 変 化 し 続 け る 岩 石

黄山(こうざん:ホワンシャン)は、面積が154kuあり、
2つの湖、3つの滝、24の渓谷、標高1000mを越える山が72連なっている。
その中でも、蓮花峰、光明頂、天都峰は三主峰といわれ、1800mは超える高さである。
標高800mは超える岩山には、樹齢100年を超える松が、1万株生えているといわれている。
また、1年の間に、およそ200日は霧でもやがかかるといわれ、文人墨客の人々に愛された。

黄山には、いろいろな形をした岩石が、数多くあり、人や動物、植物などを連想させるため、
名前に、連想したものの名前をつけた。
この岩石は、長い年月をかけて、侵食されて出来たのである。
黄山は、もとはイ山(いさん)という名だったが、唐の時代に、黄山になった。

古くから、「奇松」「怪石」「雲海」「温泉」で「黄山の四絶」といわれ、
この山で修行し、仙人になった人がいるという伝説も加わり、
人々から、かけ離れた場所とされていた。

しかし、今では、登山道や温泉浴場などができ、ロープウェーもかけられ、
年間300万人もの観光客が訪れているという。

1990年に登録された。

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