承 徳 の 避 暑 山 荘 と 外 八 廟    

中 国 の 名 勝 を 人 の 手 で 再 現 さ せ た 皇 帝 の た め の 離 宮

承徳(チョントー)の避暑山荘(ピーシュンチョワン)と外八廟(ワイパーミャオ)は、
清朝の歴代の皇帝が、夏になると使っていた離宮である。
総面積は564万u、城壁の長さは10kmである。これを、およそ90年かけてつくられた。

また、中国の名勝を、人の手によって再現してある。
そのために、第4代、第6代皇帝、康熙帝(コウキ)と乾隆帝(ケンリュウ)の時代、
大規模な整備が行われた際、2人とも、名勝を見てまわったいう。

また、敷地内には、およそ110ほどの建物、その中には、ラマ廟も11ほどある。
そのラマ廟には、「溥仁寺(フニンジ)」「溥善寺(フゼンジ)」「普寧寺(フネイジ)」「普佑寺(フユウジ)」
「安遠廟(アンエンビョウ)」「普陀宗乗之廟(フダソウジョウシビョウ)」などは、「外八廟(ソトハチビョウ)」
とよばれる。

溥仁寺、溥善寺は、漢式の建築葬式であるが、
その2つ以外は、チベット風の建築様式で建てられている。
普陀宗乗之廟は、外八廟の中でもっとも大きいが、ラサのポタラ宮をまねしてつくられている。

1994年に登録された。

←バック