秦 始 皇 陵    

現 在 も 調 査 の 続 く 、 秦 の 始 皇 帝 の お 墓

秦始皇陵(しんのしこうていりょう:チンシーホワンリン)

1974年、ある日、近所の農民が、井戸を掘っていたところ、偶然、地面の下に空洞を発見した。
中には、陶製の、等身大の人間の形をした、およそ6000人もの兵や、馬、馬車が並んでいる。
その兵は、一人ひとり顔が違っている。
今では、色がないのだが、作られた当時は、階級によって、鮮やかに塗り分けられていたという。

なぜ、そんなにもたくさんの、兵が埋まっていたのかというと、
このお墓の持ち主である、秦の始皇帝の死後を守るためである。
これによって、当時の軍隊がどうなっていたのかが分かるだろう。

このお墓は、生前からつくっていたのだが、完成を見ずに、始皇帝は亡くなってしまった。
南北に515m、東西に485m、深さは55mもある。
完成するのに、38年かかり、70万人の職人、服役者が動員されたという。

また、このお墓の周りには、400以上の墓があり、
その中には、生前、始皇帝が使用していたもの5万あまり入っていた。

今現在もなお、発掘調査は続いている。

1987年に登録された。

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