周 口 店 の 北 京 原 人 遺 跡    

北 京 原 人 が 暮 ら し て い た 洞 窟

1921年、周口店(チョウコウティエン)で、人類の臼歯が2本、1929年には、頭蓋骨が発見された。
その後も、頭蓋骨、大腿骨、上腕骨などの骨や、その人たちが使っていたと思われる石器が、
数多く発見された。

その発見された人類は、北京原人(シナントロプス・ペキネンス)とされた。
北京原人は、石器を作って、使っていたという。
しかし、火の起こし方を知らなかったため、山火事や、落雷による火事から、火を得ていたという。
その火は、寒さをしのぐためや、危険な動物を近づかせないためだけでなく、料理にも使っていた。

周口店の周りには、旧石器時代、湖や沼、森林や草原が広がっていたらしく、北京原人以外にも、いろいろな原人が住んでいたとされる。
たとえば、山頂洞人という新人は、モンゴロイドの祖先とされ、現代の人間により近い人間である。
また、火の起こし方も知っていたといわれている。
モンゴロイドとは、現代の、日本人、中国人などの人種のことである。

1987年に登録された。

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