武 当 山 の 古 建 築 物 群    

広 大 な 自 然 の 彼 方 に あ る   精 密 な 明 時 代 の 建 造 物 群

武当山は天下の名山として知られている。
湖北省の北部、丹江口市の南西部にあり、北は秦嶺山脈、南を巴山に接している。その周囲はなんと400キロメートルである。

武当山の特徴、そのひとつは圧倒的な古代建設群にある。
総面積はなんと160万平方メートル。その多くは明の時代のものである。

1413年、明の皇帝が次官に当たる「侍朗」に命令を下し、30万人あまりを費やし、武当山に建造物を作り上げた。
それは10年の歳月をかけたという。建物だけではない。武当山への道は整備され、武当山全体を「真武道場」と呼んだ。
武当山は、その規模だけが素晴らしいのではない。これらの建造物は地形の特徴を十分に配慮し、巧妙に位置を決めているのだ。社はすべて起伏や斜面に置かれている。
そして、建造物の最も奥にあるのが、金殿である。
金殿は、中国最大の鋳銅と金箔に身を包まれた大本殿造り。

武当山の第2の特徴はその自然。素晴らしい渓谷が見え、壮大な気分になる。

1994年に登録された。

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