万 里 の 長 城    

唯 一 、 宇 宙 か ら 見 え る 長 城

万里の長城(ワンリーチャンチョン)は、全長およそ2700kmある長城である。
世界でもっとも長い城壁である、万里の長城は、宇宙から、唯一見える建築物である。
地図上では、全長、およそ2700kmであるが、2重3重になっていたり、山の上に作っているために、本当の長さは、6000kmになるという。6000kmというのは、1万2000里のこと。
そのために、「万里の長城」というのである。

この長城を作った理由は、周辺の国の侵入を防ぐためである。
もともとは、戦国時代にあちこちの国が、自らの城壁としてつくっていた長城を、
紀元前221年、秦の始皇帝が、補修しながら1本につなげたものである。
そのために、場所によって材料、作り方が違っているのである。
 
万里の長城には、各地に、関城がある。その関城は、敵の侵入を防ぐためだけではなく、
他の国と、農産物の交換もされていたという。

1987年に登録された。

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