古代都市ダマスカス    

イ ス ラ ム の 聖 地   そ し て   最 古 の 街 並

ダマスカスは4000年の歴史を持つ、現存する都市で最古の街のひとつ。

中心部は発展し、ビルなども立っているが、その一方、遺跡なども沢山あちこちに残されている。
この旧市街(オールドダマスカスと呼ばれる)が、世界遺産に登録されている。
このダマスカスを一望できるカシオン山は、世界最初の殺人といわれる、カインが弟のアベルを殺したとされる場所だ。(旧聖書より)
また、ダマスカス(現代)はスークと呼ばれるとても大きい広場がある。この入り口には、2000年以上前のローマ時代の門が残っていて、今も使われている。
ウマイヤド・モスクは、イスラム教の第4の聖地でもあり、世界最古のモスクと言われる。8世紀、ダマスカスを首都とした世界最初のイスラム王朝であるウマイヤ朝によって、作られることとなった。形の違う4本のミナレット、そして広大な中庭は、夜にライトアップもされ、沢山の信者でいつもにぎわっている。
イスラム教は偶像崇拝を禁じているにもかかわらず、ウマイヤド・モスクの壁は抽象的な絵で描かれている。それは金色を背景としていて、緑が生い茂っている。それは、イスラムの「楽園」をかもし出したものだという。

1979年に登録された。

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