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ボロブドゥール寺院遺跡群は、インドネシア共和国のジャワ島にある。
今から1200年前に建てられた世界でも最大級の仏教寺院だったが、わずか100年しか使われなかった。この寺院は、1200年前ほどにジャワを支配していた、シャイレーンドラ王朝が、仏教を信仰して建てたもの。内部には、入る空間がない不思議な建物である。
高さはおよそ35mである。504体もの仏様があり、釣り鐘型のストゥーパーに入っている。ストゥーパーとは、卒塔婆と書かれ、日本では、細長い板に梵字、経文、戒名を記し、お墓に立てているもの。
回廊の壁面にある1460面もの浮き彫りを見ながらのぼると、仏様の世界に近づくことが出来るといわれる。1460面もの浮き彫りは、仏陀がどのように悟りを開けたかなどの仏の教えを表す計画性のあるものになっている。
なので、立体的な曼陀羅、仏の世界をあらわしたもの、といわれている。
1991年に登録された。
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