| ■ ■ ■ | フ ァ テ ー プ ル ・ シ ー ク リ ー | ■ ■ ■ |
ア ク バ ル が 1 4 年 間 住 ん だ 場 所 は そ の ま ま の 姿 で 今 を 生 き る
| アーグラから南西に40キロ、アラバリの丘の上に、約11キロの周囲を持つ城がある。 ファテープル・シークリーである。 ファテープル・シークリーは、ムガール帝国の3代目の皇帝ジャラールッディーン・アクバルが造った城である。 アーグル城の完成待たずにこの城を作り上げ、移住した。 それは、3人の子を授かったことで感激したからだという。 しかし、だからといって長く住んでいたわけではなく、14年間すむと、すぐにラホールへと帝都を移してしまった。 そのために、建造物群はそのときのまま残っているのである。 ファテープル・シークリーは主に3つに分かれる。 まずは北東側にあるナウバット・ハーナ。それは正門の役割を果たす。それをくぐると正面には謁見場であるディワーニ・アーム。ディワーニ・アームは一般の人々の謁見場であり、特別なときの謁見場としてディワーニ・ハースがある。 二つ目に、南側にある皇帝が寝ていたハーブガーがある。 その西には5層でなる侍女たちの館であったパンチ・マハルという楼閣がある。 その柱は、すべて違う柱で成り立ち、階が上がるほど少なくなる。 3つ目に、アーブガーよりさらに西、そこにあるジョード・バーイー。 それは大勢の妃の暮らす場所であり、赤砂岩でできた門ブランド・ダルワーザーは、雄大な姿をみせる。 1986年に登録された。 |