ゴ ア の 協 会 群 と 修 道 院 群    

リ ス ボ ン を 模 し た そ の 地 は   キ リ ス ト 教 社 会 と し て   あ の ザ ビ エ ル が 眠 る

ゴアは、インドの南、ゴア州にある。
現在ゴアという都市があるわけではなく、1987年にゴアという州になった。

ゴアは、エジプトに崩壊された町の跡に、ポルトガルがリスボンを模して作ったもので、「リトル・リスボン」と呼ばれた。
公共広場、それを中心にカテドラル、修道院なども作られた。
インドではじめてのキリスト教社会であったという。
16世紀には最盛を極め、60以上の教会に金箔で飾られた聖堂にはキリスト教徒が集まる。
人口は絶頂期には30万人にも達した。とある人は、「ゴアを見た人はリスボンに行く必要もない」と賞賛したという。
しかし、その後イギリスの進出により徐々に衰退、インドによって併合された1961年には、町は廃墟と呼べる状態だった。
旧ポルトガル領であるこのゴアは、オールド・ゴアと呼ばれるようになった。

この地で最も日本にゆかりのあるのが、あの有名なフランシスコ・ザビエルがこの地に眠ることである。
イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエル。彼はこの地のボム・ジェス教会で、銀の棺に納められている。
16世紀からにかけて改装されたセ・カテドラルはインド最大のキリスト教の聖堂であり、金箔で埋め尽くされた祭壇はまばゆい光を放つ。

1986年に登録された。

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