チ ョ ー ガ ・ ザ ン ビ ル    

最 大 規 模 の ジ ッ グ ラ ド の あ る   エ ラ ム 王 国 の 痕

イランの都市アフワーズから、北に120キロ離れたところに、チョガー・ザンビールの遺跡はある。

チョガー・ザンビールの歴史は、紀元前1250年ごろに栄えたエラム王国の遺跡である。
エラム王国は、スーサを中心とし、土着の民族で構成されていたと伝えられている。 古王国、中王国、新王国の3期に分けられ、新王国アッシリア帝国により滅亡した。

真ん中にそびえるジッグラトは、階段状のピラミッドのような構造物で、墓ではなく神の祀られている神殿である。現在3段目までしか残っていないが本来は5段あり、高さは50mにも及んだという。そのジッグラドを中心に、三つの壁がある。
一つ目の壁は、ジッグラドを囲み、外側には宗教的な施設がある。
また、2番目の壁がそれを囲み、そして人々を守るために、直径4キロにも及ぶ3つ目の壁が周囲を包む。

1979年に登録された。

←バック