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姫路城は、赤松貞範といわれているが、誰によって作られたのか、およそ400年前に出来たといわれているが、いつ作られたのか、はっきりしていないところが多い城である。
姫路城は、外から見ると、日本一といわれるほどの美しい姿、中に入ると、とげの多い姿になっている。
外見は、「白鷺城」ともいわれているように、白漆喰で壁が塗られている。それは、姫路城が木造のため、防火のために火に強い白漆喰が塗られているのである。
しかし、城内は、敵が入ってこられないように、厳重になっている。
まず、菱の門といわれるはじめの門は、韓国にある水原城のかめ城のように、L字状の城壁となっている。そのため、やってきた敵は、挟み撃ちされるようになっている。
次に、三国堀という四角い堀で迷路を作ってあり、それを抜けると、埋み門(うずみもん)という門に石を詰め込んで通れなくしてある門や、にの門という、トンネル状の門で、通り抜けようとすると上から槍で攻撃される門がある。
それをすべて抜けることが出来れば、やっと、城門にたどり着く。
しかし、その城門は鉄で出来ており、鉄砲で撃たれてもびくともしないつくりとなっている。
姫路城の天守内も不思議な構造となっており、まず、階段はすべて急になっていて、登りにくくなっている。敵が攻め込んできたときにすぐ用意できるよう、鉄砲をかける棚がある。
また、天守としては珍しく台所がある。
姫路城天守閣は、全部で、地下1階〜6階まである。
姫路城の戦いの後、平和な時代が続いたため、戦いのシンボルであった姫路城は平和のシンボルとなった。
1993年に登録された。
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