日 光 の 社 寺    

い ろ い ろ な 動 物 に 守 ら れ て い る 美 し い 社 寺

日光の社寺は、およそ400年前、江戸幕府を開いた徳川家康を祀るために3代将軍徳川家光によって建てられた神社である。たったの1年と5ヶ月という驚異の速さでつくられた。

日光には、日光東照宮と二荒神社(ふたらじんじゃ)と輪王寺がある。

日光東照宮は、徳川家康が祀られており、23もの建物がある。その23もの建物には、いろいろな動物が彫られている。有名なものでは、三猿や眠り猫がある。
三猿とは、両目、両耳、口をそれぞれおさえた3種の猿、「見ざる・聞かざる・言わざる」。
眠り猫は、その彫刻の裏に、すずめが遊んでいる彫刻がある。これは、すずめが猫に襲われることのない「平和」を表している。

また、優れた王の世に姿を現す「麒麟」、平和のしるし、悪い夢を食べる「獏」、王のしるし「竜」、良いことが起こるとき、優れた王の世に姿を現す「鳳凰」など、想像上の動物も多数彫られている。
日暮門とも呼ばれる豪華な門、陽明門には、聖域を守る「唐獅子」、翼のない「竜馬」、東照宮でしか見られない謎の「息」など、およそ500もの彫刻がある。

輪王寺と二荒山神社は、1200年よりも前に、勝道上人によって開かれた神社である。
輪王寺には、東照宮を建てた徳川家光のお墓がある。

1999年に登録された。

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