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合掌造りとは、茅葺き屋根がおよそ60度の角度でつくられているため、
合掌しているように見えるからだ。
なぜ60度かというと、雪が積もりにくいからである。
合掌造りは、江戸時代の初期から作られている。(いまでも、人は住んでいる。)
茅葺き屋根は15〜20年くらいで葺き替えるが、この作業は、同じ地域の住民とともに協力してやっている。これを、「結」という。
合掌造りの内部は、ほとんどの家が2階建てであり、2階は「アマ」とよばれ、養蚕が行われていた。
屋根は、すのこ状になっていて、いろりからでる煙が通りやすくなっている。また、ハリは「チョンナバリ」とよばれ、自然に曲がった木を利用して、雪の重みに強いつくりになっている。
1995年に登録された。
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