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世界最大級のブナ原生林で、約1万6971ヘクタールある。青森県と秋田県にまたがって位置している。
白神山地の地質は、およそ9,000万年前頃(白亜紀)にできた花崗岩を基盤に、2000万年前〜1200万年前頃(新第三紀中新世)の堆積岩とそれを貫く貫入岩類で構成されている。
地形の特徴としては、深い谷が入り組んでいて、谷壁が急傾斜をなすため、落差の大きな滝も数多く、とても美しい。
標高1000メートルから1200メートル級の山が連なっており、火山活動で出来たのではなく、圧力で地層が折り曲げられて出来た山で、最も高い山は、白神岳で1232mある。
白神山地のブナは、人為の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林で、背が高く、まっすぐとうえへと伸びるものが多い。高さは、なんと20メートルほどになる。
また、このブナ天然林には、ブナーミズナラ群落、サワグルミ群落等をはじめとする、多種多様な植物が生育し、ニホンザル、ツキノワグマ、クマゲラ、イヌワシなど、非常に多くの動物が生息している。
1993年に登録された
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