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キナバル公園は、標高4101m、東南アジア最高峰のキナバル山にある自然公園。
標高の低いところには、熱帯雨林。標高が高くなるにつれて、低木地帯となっていく。
そのため、高度によっていろいろな動植物がある。
直径1m、重さ9kgにもなる世界最大の花、ラフレシアや、「森の住人」といわれる、オランウータンの生息地であり、また、鳥類は400種以上いるといわれている。
キナバル山は、山がまだ高くなかったころ、山の上で龍が美しく光る玉を持っていた。あるとき、ある王子の兄弟がこの玉を奪って逃げたために、龍が怒り、尾を激しく振った。
なので、現在のように高くなった、という伝説がある。
また、キナバルという名前は、先住民のカダザン族の"アキナバル"「死者の魂が昇る場所」という言葉が語源のように、頂上には死者の魂が宿ると恐れられている。
2000年に登録された。
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