フランキンセンス・トレイル    

町 と 町 を 無 結 ぶ 交 易 路 と は

フランキンセンス・トレイル、とは、「乳香の交易路跡」という意味である。
オマーン南部にある3つの港は、経済に大きな影響を与えたのだ。

この地帯で作られる乳香は、昔はとても高価なものだった。
1世紀ごろまでは、ラクダによって各地に運ばれていたと考えられる。
1990年の初め、衛星写真が使われるようになり、この一体の遺跡があらわになった。
遺跡はオアシスの近くにあり、交易が盛んだったことが確認された。

2世紀を過ぎると、自然に交易のルートは海へと移った。
1500年になると、ポルトガル人がこの交易経路を壊してしまったという。

2000年に登録された。

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