| ■ ■ ■ | ロ ー タ ス 城 塞 | ■ ■ ■ |
難 攻 不 落 の 城 塞 は 偉 大 な 王 の 猛 々 し い 建 物 の ひ と つ
| ロータス城塞。それはラーワルピンディーの南東にあり、川の畔に長々と続く砦である。それは川に面した部分だけでも1キロはある。 この城塞はペシャワールとカルカッタを結ぶ街道を保護する役割を持ち、遊牧民の侵入を防いだ。 周囲5キロメートル以上。そんな城塞を造ったのは、フーマユーン皇帝をインドから追放したシェール・シャーであった。 ロータス城塞は国を守るためのものであり、1541年に建設された。 短い間ではあるものの、支配権を握ったシェール・シャーの望みは、「インドの歴史でもっとも偉大な人の一人になること」であった。かれは5年の間に並ならぬ才能により、県ごとに高官を決めたり、イスラム教徒とヒンドゥー教徒との対立の緩和を図ったりと、様々な偉業を成し遂げた。 その裏で軍事強化にも手を尽くし、民の信頼も厚かった。 その後シェール・シャーの死後も、アクバル皇帝は彼の制度を改善し、導入したという。 1997年に登録された。 |