タ キ シ ラ    

ス ト ゥ ー パ の 残 る   歴 史 を 物 語 る そ の 遺 跡

タキシラは、イスラマバードから西、ガンダーラの一角にある。
1912年から熱心に発掘作業が行われてきた。

タキシラは、紀元前6世紀から紀元後6世紀の間、アケメネス王朝の配下であった。
ガンダーラ地方の拠点とされ、アレキサンダー大王なども訪れた。その後も6の王朝が次々とこの地を支配した。
そのため、タキシラには様々な古代遺跡が残ることとなった。
仏教遺跡をはじめとし、ゾロアスター教神殿もある。

タキシラの南東にあるビールの丘。
ここではマウリヤ王朝の建造物が残されている。
後々シルカップの町が発展するとこの町は捨てられてしまうが、排水溝や、ゴミ捨て場のあとが見られた。

シルカップは、1世紀から3世紀まで、タキシラの首都だった場所である。
インド、イラン、ギリシアの三つの国が融合した、「双頭の鷲のストゥーパ(仏塔)」がある。
パルティア時代の産出品も多く、ヴィーナス像もある。

シルカップから640メートルのところにあるジャンディアールは、ゾロアスター教の神殿で、紀元前2世紀から5世紀のものとされる。

1980年に登録された。

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