サ フ ラ ン ボ ル 市 街    

伝 統 的 な 砂 漠 の 民 の 生 活 の 残 る   生 き た 隊 商 都 市

サフランボルという地名は昔この地にサフランの花が多く咲いていたことから、サフランボルと呼ばれる。

サフランボルは、17世紀ごろ東西を結ぶ交易路として有名な、シルクロードの重要な地点だった。サフランボルは、元々住人のためというよりは、キャラバンと呼ばれる隊商を組んでやってくる商人たちのことを考えてつくられた隊商都市で、白壁に赤い屋根の建物は、商人たちが泊っていた『キャラバンサライ』の跡である。
旧市街のチャルシュ地区は、昔ながらの仕事の鍛冶屋、馬具屋、織物職人などが軒を連ね、隊商都市だということを浮彫にさせる。

サフランボルの街はかつて中央アジアの砂漠の民であったトルコ民族の生活様式を今に伝え、オスマン帝国時代を代表する冬の家のような住居建築、トルコ民家がまとまった形でとても良く残されている。
旧グラサルコヴィッチ宮殿、ピオネール宮殿の北にある大司教の夏の館。
その中は、1万6千もの木製ピースで装飾されたとても壮大なものだ。

1994年に登録された。

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