ト ロ イ の 遺 跡    

シ ュ リ ー マ ン が 発 見 し た 、 古 代 ギ リ シ ア の 壮 麗 な 都 の 遺 跡

チャナッカレの南に約30キロ。トロイ戦争にも舞台になったトロイ遺跡。
ドイツ人シュリーマンの発掘、ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩"イリアス"にでてくるというトロイの木馬で有名な遺跡。古代ギリシアの詩人ホメロスが著したとされる叙事詩「イリアス」を、史実と信じたシュリーマンが、執念の発掘によって財宝を発見したが、それはずっと以前の時代のものだった。

遺跡は、第1市(紀元前3000〜2500年)から第9市(紀元前334年〜紀元後500年)までの、9つもの時代が折り重なっていてたいへん複雑だ。
現在、第8市をトロイの王城とする説が有力だが、実はトロイ戦争も木馬も実在したという証拠は見つかっていない。肝心のトロイ人の正体すらいまだ謎に包まれている。
これらの謎を解く鍵は、シュリーマンが祖国へ寄贈した大量の出土品にあったが、第二次世界大戦の爆撃によって破壊されてしまい、トロイの謎と人類の宝は、葬り去られてしまった。

1998年に登録された。

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