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グエン王朝という、ベトナムをはじめて統一した王朝が、フエを都として中国の北京の紫禁城をまねた宮殿をたてた。
フエには、午門と呼ばれる王宮の正門があり、そこには、5つの木造の楼閣がある。また、出入り口は3つあり、1つは皇帝専用、残りは皇帝以外の人専用だった。
また、儀式などを行うための太和殿があり、その御殿は中国の故宮の太和殿をモデルにしている。屋根には、中国で皇帝の象徴である龍の飾りがある。
グエン朝の皇帝たちは、宮殿を改築するよりも、自分たちのお墓をつくることを優先した。カイデンという皇帝は、コンクリートで出来ていて当時支配していたフランス風のバロック様式の飾りがめだつ。周りは、等身大の役人の石像に守られている。
1993年に登録された。
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