電磁波の正体

 

 

 

電磁波は電場と磁場でできている

なぜ電磁波というのでしょうか?それは光の媒質と関係があります。今まで光の説明をしてきましたが、光の媒質は何でしょうか?ちなみに音波の媒質は空気です。それでは光の媒質も空気なのでしょうか?しかし、空気のない真空中では音波は伝わりませんが、光は伝わります。光の媒質は空気ではありません。実は光は、振動する電場と磁場が垂直に組み合わさったもので、その振動が電場と磁場の両方に直角な方向に光の速さで伝える波なのです。


垂直に組み合わさった波

電場・磁場って?

物理の世界では、という考え方があります。例えば、磁石を思い浮かべてみてください。鉄を磁石に近づけると、接していなくても鉄は磁石に引きつけられます。つまり、磁石のまわりの空間が、鉄に磁気の力(磁力といいます。)を伝える特別な状態になっていて、その空間によってその磁力が鉄に伝えられていると考えられます。この空間のことを場、特にここでは磁場といいます。
また、電気をもつ物体(電荷といいます。)にも磁石と同じような性質があり、それによって作り出される場のことを、電場といいます。
光はこの電場と磁場が組み合わさってできているというわけです。

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