このページでは、私達が修学旅行で訪れ直接舌で味わった
上海料理の他、 広東料理、北京料理、四川料理について、
その、中国の幅広い食文化について紹介していきます。



●上海料理●

まずは実際に味わった上海料理。
中国に発つ前から皆が楽しみにしていたものの一つです。
さて、実際食べてみたところ…。
……かなりの予想外、といったトコロ。(笑)
普段私達が中華料理店などで口にしている
中華料理は、いくら中国本場の材料を使おうとも
やはり味は日本人の舌に合わせたもので。
一口食べて、うぅん?と首を傾げる生徒も
多く見られました。(笑)

長江下流に位置する上海では大変魚介類が豊富。
修学旅行中にも幾度か魚料理がありました。
上海で有名な特産物は紹興酒、黒酢、金華ハムなど。
上海料理の特徴は、濃厚、そして淡白な味付けであること。
洗練された精進料理という点では日本料理と
似通った部分もあるので、私たち日本人には
馴染みやすいかと思われます。^^
皆さんのよく知る豚バラ肉の角煮、 小龍包は、
上海料理の代表作の一つです。


●広東料理●

続いては広東料理。
日本の中華街にある中華料理店で出される料理は
その殆どが広東料理だと言われています。
特徴は、西洋風にアレンジされた料理や、その調理法が多彩であること。
土地が肥沃で海産物が豊富に取れる為、食材の種類も多いです。
味は上海料理と違い、素材の味をそのまま生かした薄味で淡白なものが主流。
画像を貼れなかったのが残念;美味しそうなのですよー!!


●北京料理●

続いて北京料理。
北京料理は他の料理と違って、天心、麺のような小麦を原料とする
料理が殆どで、北京料理の主流となっています。
北京が中国北部に位置することから、米よりも麦の生産の方が
豊富である為でしょう。
味付けの特徴は、濃厚でありながらも甘味が少なく、
味噌や醤油、野菜をたっぷりと使った料理が主です。
しかし、宮廷料理では淡白な味付けのものも。
皆さんのよく知っている料理では、
北京ダック、ジャージャー麺 が北京料理の代表となっています。


●四川料理●

四川は、天の与えた国、という意味合いで「天府之国」と呼ばれています。
四川料理を代表するもので麻婆豆腐や回鍋肉 が挙げられます。
恐らく皆さんが中華料理に対して抱いている「辛い」というイメージは、
この四川料理へのイメージがそうなのではないかと思います。
四川料理の味付けは、多彩な香辛料を駆使した刺激的且つ奥行きのあるものばかり。
其の上、使用される香辛料の山椒、唐辛子等の香辛料は漢方薬としても効果があります。
中華料理全般に使われる唐辛子に含まれるカプサイシンには脂肪を燃焼する働きがあり、
其の為か「中国にはスリムな女性が多い」と言われています。まさに医食同源。
広大な盆地であり、そして高温多湿な四川地方。夏の暑さはとても厳しく、
それを乗り切るためにはスタミナたっぷりの食事が必要。
暑い時にも食欲をそそる香辛料を料理にたくさん使っているのは、
空腹を満たすためでもあり、そして身体を健康に保つ為の秘訣なのです。