基本的に、流星観測には望遠鏡がいりません。
なぜなら、流星はどこの方向に見えるかわからないから。つまり、倍率の高い双眼鏡や望遠鏡を使うと視野(見える範囲)が狭くなってしまって、せっかくの流星を見ることが出来ません!だから、流星観測は視野の広い肉眼で行います。
・必要なものの一覧表(☆は重要度を表しています)
時計☆☆・・・流星を見てそれだけならよいですが、観測として行う場合、時間はデータとして必要なものです用意しましょう。
記録用紙とB以上の濃い鉛筆。もしくは圧力ボールペン☆・・・観測の結果を記録するときに筆記用具が必要です。夜間は夜露などが降りて紙が濡れて薄い鉛筆やふつうのボールペンだと書けないことがあります。
赤いセロファンを張ってある懐中電灯☆・・・星を見るときには、目を暗いところに慣らす必要があります。明るいものを見てはいけないので、赤いセロファンで光を目に優しくして記録などしましょう。
カウンター☆・・・たくさんの流星が降ったとき、流星雨状態の時「正」の字などを書き続けていたのでは間に合いません。大出現が予想されるときは必ず用意しましょう。
星図☆・・・どこに何座が何時にあるのか、上ってくるのかと言うことは観測の時大切です。また細微恒星をとるときにも必要です。大事な星座だけがコピーされている紙でもOKです。
夜食☆・・・ずっと外に居るとおなかが減ることは間違いありません。夜食を用意しましょう。出来れば手が汚ずに食べやすいもの、スティックパンなどがよいです。
根性・・・絶対に必要です。30分も空をじっと眺めていないと流れ星が見られない事もありますから。