「歌舞伎」者は昔のカリスマ!?

日本伝統の舞台(ぶたい)として有名な「歌舞伎(かぶき)」は庶民が活躍(かつやく)する江戸時代に発展した日本独自(にほんどくじ)の演劇(えんげき)です。演技と舞踊(ぶよう)と、三味線、打楽器を中心とした音楽が一体化したものです。男のみで演じるという形は元禄時代(げんろくじだい)には確立(かくりつ)していました。

「かぶき」という名前は「流行の先駆(さきが)けとなる」と言う意味の「かぶく」という動詞が語源となっています。その名前通り歌舞伎はその時代に流行していた音楽や風俗(ふうぞく)や事件などを取り入れていきました。

また舞台で有名なもう一つに「文楽(ぶんらく)」があります。文楽は「人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)」とも呼ばれる日本独自の人形劇です。歌舞伎と同じく江戸時代に完成、発展し、大夫(たゆう)、三味線、人形が一体となった演劇です。文楽で使われる「文楽人形」は重さが10kg以上もあり、3人の人形遣いが手・足・表情などを操作します。

「歌舞伎」と「文楽」はお互いに影響(えいきょう)を与えながら発展し、歌舞伎は浄瑠璃の演目(えんもく)を取り入れていったため、「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてんりかがみ)」「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」など歌舞伎と浄瑠璃の代表的な演目は共通しています。

ヒトコトメモ&カンソウ[担当:GO]

「かぶき」の意味は「流行を先駆(さきが)ける」ということで、つまり現代で言えば派手(はで)な格好をしたり、他の人がしていないような服装をするオシャレな人というところでしょうか・・・。僕は人をまねる格好をするのはあまり好きではないです。似ているようでもどこか人と違うようなそんな格好が好きですね。そういう気持ちで心身共に「歌舞伎者」でいたいと常々(つねづね)思っています(笑)
GO

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