「弁当」って「便利」なもののことなの??

「弁当」は私たち学生には必需品(ひつじゅひん)(?)ですが、お弁当と一言で言ってもその種類はいろいろあります。
学校や仕事場に持っていくような手作りの弁当や、コンビニなどで売っているもの、お弁当屋などもありますし、駅弁は地域ごとに名物になっていることもあります。

「べんとう」という言葉が、持ち運んだりできるお昼ご飯という意味になって使われ出したのは、江戸時代以降です。特に明治時代から一般化しました。

「べんとう」のモトには二つの説があります。
第一の説は・・・「べんとう」という言葉は元々は「便当」という字を書き、「不便」の反対語、つまり「便利」という意味の言葉でした。「便当」にあて字が使われて「弁当」となりました。最初、携帯コンロ、携帯食器などの「便利」なものを「便当」といっていたのが、やがて外出の際に持っていく食事やその容器を指すようになったと言うことです。
第二の説は・・・食べ物を一人前ずつに盛り配るために使われた「面桶(めんつう)」という容器が「めんつう」→「めんとう」→「べんとう」となったということです。そして「弁当」という当て字が使われたという説です。

現在弁当は多様化(たようか)しています。その中の一つ、「駅弁」はいつ頃から始まったのでしょうか。
「駅弁」は明治時代に始まりました。日本初の駅弁は1885年(明治18年)に宇都宮駅(うつのみやえき)で発売された駅弁です。(ちなみにそれは握り飯・沢庵漬(たくあんづけ)を竹の皮で包んだものだったらしいです)
明治末から普及した駅弁ですが、今では地方ならではの特産品を用いた多種の駅弁が発売されています。

ちなみに「幕の内弁当(まくのうちべんとう)」は江戸時代に芝居役者(しばいやくしゃ)さんたちが、幕の内(舞台裏)で食べた事からこの名が付いています。

最近ではコンビニエンスストアーなどでも多種の弁当が発売されていますね。弁当は学生だけでなく、会社員の方なども家から持って行ったりして、まだまだ衰(おとろ)えそうもないものですね。
昔の弁当
昔の弁当

ヒトコトメモ&カンソウ[担当:マチコ]

学生には欠かせない弁当。それにもこんなちゃんと歴史があったんだなぁ・・・と実感しました。 弁当と言えば・・・ご飯、卵焼き、人参、肉料理・・・前は結構定番のものがありましたが、最近では その家庭などによってもいろいろ違った内容で工夫されていますよね。
マチコ

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