知りたい用語をクリックしてください。
| アンナ・O | 混淆 | 前後倒置 | 無意識 |
| イルマの注射の夢 | 錯誤行為 | 対象倒錯者 | 目標倒錯者 |
| エス | 罪悪感 | 代理 | 夢 |
| エディプスコンプレックス | 超自我 | ユダヤ人 | |
| エディプス王 | 自由連想法 | 抵抗 | ユング |
| エレクトラ・コンプレックス | 症状 | 倒錯者 | 抑圧 |
| 去勢コンプレックス | 神経症 | ナルチシズム | |
| 検閲 | 心理学 | ヒステリー | 両性具有的性質 |
| コカイン | 精神分析学 | 防衛 | ロマン主義 |
| 後響 | 前響 | マルタ・ベイナス |
アンナ・O…友人であり学者であったヨゼフ・ブロイアーのヒステリー患者。本名、ベルタ・ハッペンハイム。ブロイアーが、ヒステリーの患者を診ていたフロイトに紹介します。
イルマの注射の夢…1895年の7月24日の深夜にフロイト自身が見た夢。夢の研究をするきっかけとなる。
エス…自分ではなく、無意識的に存在するもの。人を動かすエネルギーの根源。
エディプスコンプレックス…3歳〜6歳ぐらいにかけての心理発達過程のこと。男の子の場合には「罪悪感」というものを生じます。
検閲…無意識なものが意識の中にあがってこようとする時、意識の中に入れてよいものかをチェックする事を言います。この時に抑圧が起こったりします。
コカイン…フロイトが麻酔薬として使えると考え、研究をしていたもの。しかし危険な副作用が発覚して以来、コカインの研究をしていたフロイトは白い目で見られる事になります。
罪悪感…罪の感情のことで、良心の心である超自我によって規制され、あらわされた攻撃的感情。
自我…「私自身」。意識的なものでエスをコントロールする。
自由連想法…患者の治療の時に、患者の中にあるものを医者が理解するために、患者に頭に浮かんだことをすべて話してもらうという方法。
症状…抑圧するものとそれに抑圧された願望がぶつかり合い、目に見える形となって表に現れてくるもの。
神経症…身体には影響をあたえず、神経系の機能障害で本能が抑圧されて起こる現象とされています。過去や現在の性的習慣など、さまざまなこと原因として考えられます。
心理学…動物心理学や産業心理学などさまざまにあり、「行動の科学」などと定義されています。精神分析学はこの『心理学』に含まれることもあります。
精神分析学…神経症に関する治療法や理論の研究をする学問。
超自我…簡単に言えば「良心の心」。自我の一部と考えられている。
抵抗…患者が医者に対して話そうとしない事。その場合、患者の中で「抵抗」が起こっていると言います。
ナルチシズム…リビドーの対象がなく自分に向かい、妄想をするというような、自分に向かうリビドーのことを言います。別名『自我リビドー』
ヒステリー…フロイトは性的な原因で起こると考えました。身体的な症状として現れる精神神経症の場合と、恐怖症として、特定の状況(例えば苦手なものに対面した時)によって現れる場合とがあります。
マルタ・ベイナス…フロイトの生涯を共にする妻。ユダヤ人家庭出身で1886年に結婚。
無意識…無意識の存在はフロイトが提唱したもので、自分も知らない精神過程の一部分。記憶や欲望などが、抵抗を取り払い意識的になるという事を提唱したうえで考えられた存在です。
ユダヤ人…フロイトはユダヤ人でした。当時オーストリアではユダヤ人迫害が禁止された直後ぐらいで、まだユダヤ人迫害のなごりが残っていました。フロイトもそのおかげでさまざまな差別などを受けます。
夢…無意識の中に抑圧されたものの現れ。神経症ではなく、夢と言う形で現れる事があります。ストーリー性があり、視覚的なものが中心。
ユング…フロイトの弟子で精神学者。フロイトと研究などを共にするが仲が悪くなり訣別する。フロイトと並ぶ有名な学者。
抑圧…無意識の中にある欲望が意識の中に入ろうとする時に、さえぎられ意識内に入る事が出来ない場合、その欲望を「抑圧された欲望」と呼びます。そのような心的過程を『抑圧』と呼びます。これは、神経症につながる事もあります。
リビドー…性生活における原動力。性本能とも言います。
両性具有的性質…男性の持つ性質と女性の持つ性質は、生まれた時にすでに決まっていて与えられるという考えを言います。
ロマン主義…ロマン的なものから価値を見出そうという風潮。理性より想像的、現実よりも夢など。フロイトはロマン主義を受け継いだと考えられます。
錯誤行為…読み違いや聞き違い、また一時的なもの忘れのこと
前後倒置…前と後ろが入れ替わること
前響…前の言葉が後に言おうと思っている言葉の影響を受けること
後響…後ろの言葉が前の言葉に影響を受けること
混淆…形態の似た二つの語・句または文がまぜ合わされて、新しい語・句や文ができること
代理…代わりの言葉を使うこと
防衛…願望と現実の間で働き、現実の不快感や危険からの不安から自我を守ろうとして起こること
エレクトラコンプレックス…男根羨望によって始まり、娘が父親に強い愛情を感じ、母親に嫉妬すること
倒錯者…世間から、異常だと言われていた人々。
対象倒錯者…同性愛者のような人。対象を
目標倒錯者…性器ではない体の一部によって満たされる人々や、セックスの前戯とされる行為を性的な最終目標にしている人々
エディプス王…ギリシャ神話に出てくるエディプスコンプレックスの名前のもとになったと考えられる王
去勢コンプレックス…男の子が母親に対し欲望を持つと父親に去勢されると感じる恐怖