第四章
〜酸性雨〜
第四章では酸性雨について解説していきます。
1.酸性雨とは?
2.酸性雨の恐怖
3.酸性雨を防ぐには
1.酸性雨とは?
酸性雨とは名前のとおり酸性の雨のことを言います。
正確に言うと通常の雨も弱酸性であり、pH5.6以下の雨のことです。
石油や石炭をを燃やしたときなどに発生するの硫黄酸化物(SOx)、
窒素酸化物は自動車のエンジンで燃料を燃やしたときなどに発生する窒素酸化物(NOx)
が水蒸気と反応して酸性雨となります。
また、酸性の雪は酸性雪・酸性の霧は酸性霧と呼ばれています。

2.酸性雨の恐怖
雨が酸性だとなぜ危険なのでしょうか?
この酸性雨が川に溶け込むと魚が住めなくなり死滅してしまったり、
酸性雨が土壌に降り続くことで微生物が死滅し、樹木の栄養分であるカルシウムを奪い、木を枯らすということが起きています。
1950年には5日間で4000人もの死者を出したロンドン殺人スモッグというものが起きたそうです。
日本でも各地で被害が出ており、関係の薄い話とはとてもいえないのが現状です。
さらに、酸性雨によって気管支炎や肺炎などのほかに酸性雨によって溶けたアルミニウムが脳に蓄積されアルツハイマー病になることもあるそうです。
3.酸性雨を防ぐには
酸性雨を防ぐためにはどうすればよいのでしょう。
酸性雨の原因である硫黄酸化物、窒素酸化物は工場などから排出される割合が多いかもしれません、
しかし、私達が身近で不必要な燃料の消費に注意することによって必ず、酸性雨防止に繋がっているはずです。