学習ガイド 子どもの権利条約お話から学ぶ
次の3つの話を読んで、子どもの権利条約と関係がありそうなところを探してみましょう。
探せたら、子どもの権利条約は守られているのか考えみましょう。
『サライ君 8歳のお話』 (キーワード:学校・仕事)
サライ君の家は農園です。最近雨があまり降らず、思うように作物ができません。
そこでサライ君のお母さんとお父さんはサライ君に街に出て働いてもらうことにしました。
サライ君は学校へ行くのをやめて、家のために働きにでますが、仕事が大変でやめたいと思っています。
でもやめることはできません。
『ルーネちゃん 10歳のお話』 (キーワード:ける・なぐる)
ルーネちゃんはお父さんとお母さんと3人で暮らしています。
しかし、最近お父さんは仕事がなくなり家でお酒ばかりを飲むようになりました。
そしてルーネちゃんをけったり、なぐったりします。お母さんも助けてはくれません。
でもルーネちゃんは他に相談できる人がいないので、毎日これに耐えなければなりません。
『ジャン君 12歳のお話』 (キーワード:言葉)
ジャン君のお父さんとお母さんは、ジャン君が今住んでいる国の人ではありません。
そのため、周りの人たちと肌の色も、しゃべっている言葉も違います。
そのためジャン君の近所の人たちは、大切な連絡やお祭りがあっても、ジャン君の家には教えてくれません。
学校でもジャン君はなかなか友達ができずに困っています。