チャイナさんの話
チャイナさんはたんたんと、自分の体験談を語ってくれました。
今回はその中でも印象的だった言葉を抜粋して紹介したいと思います。
・上官に「泣くな!」と言われたから、私は笑っていられるんです。
・『泣くことができる』『疲れたと言える』『NOと言える』ことは幸せなことです。
・一番辛いのは子ども時代を取り戻せないことです。
・みなさんに、いかに日本で暮らせることが幸せなことなのか知って欲しいです。
・10年間軍にいました。軍から出てもすぐには社会にとけこめませんでした。『銃』のことしか知らなかったから・・・
・食べ物がなく木をかんじることもありました。
・豊かな国では『犬』だって埋葬されるのに、(村では)自殺・殺害された『子』でも埋葬してもらえなかった。
どの言葉も私の心に重くのしかかりましたが、中でも『泣くことができるのは幸せなことだ』という言葉は、衝撃的でした。
今までそのような発想をしたことがなかったからです。『笑うことができるのは幸せなことだ』なら理解できるでしょう。しかし『泣くこと』なんです。
私は子ども兵士などは、笑うことができないのだと思っていました。
しかしそうではなかったんですね。子ども兵士は「笑っている」んです。上官に言われたから。
笑えることだって幸せなことです。でも、涙を流せることも、同じように幸せなことなんです。
§1・・・バンヤさんの話
§3・・・質疑応答