犬の祖先
『犬の祖先はオオカミ』というのが、専門家の間でも大体一致した考えです。
このことは、みんなも知ってることじゃないかな?
もっと詳しくいうなら、犬とオオカミは同じ祖先から発達した、という専門家もいます。
これは、ちょっと難しいかもしれないね。
どちらにしても、犬は起源<きげん>をオオカミに持つことには間違いないみたいです。
下に書いてあるのは、犬とオオカミの共通点を示したものですね。【体の作りと身体的特徴】
犬とオオカミでは、骨の形や数、歯の形や数が全く同じです。
犬種によって、少しのちがいはありますけどね。
また、足の指の作りや爪が出たままになっている点なども共通しています。
そして、 皮膚に汗腺<かんせん>(汗をかくための腺)を持っていないところも犬とオオカミの共通点です。【身体能力】
犬の走る速さと持久力の高さは、犬と暮らす私たちなら誰もが知っていますよね。
実は、 オオカミにもこのような能力があります。
また、犬といったら優れた嗅覚<きゅうかく>が有名ですが、オオカミの嗅覚も非常に優れており、ニオイで獲物<えもの>の追跡<ついせき>をします。【コミュニケーション】
犬といえば『ワン!』という鳴き声、オオカミは『遠吠え<とおぼえ>』が有名です。
これが一般的に理解されている犬とオオカミの代表的なコミュニケーション方法のひとつですね。
けれど 、犬にはみんなが知っているように、他にもコミュニケーションがあります。
例えば、痛みに対する『キャン』という悲鳴、おねだりの時の『クンクン』という鼻にかけた声、敵対<てきたい>するものに唸る<うなる>時の『ウーッ』という声。
実は、これらの全てがオオカミにも見られるんですね。
逆に、遠吠えをする犬も見かけたことがありませんか?
以上のことから、考えてみると、犬とオオカミって共通しているところがたくさんありますよね。以上が、犬とオオカミの共通点です。
これらのことから、『犬の祖先はオオカミ』または『犬とオオカミは同じ祖先から発達した』といわれる理由ですね。
まだまだ、ナゾに包まれていますが、徐々に明らかになっていくのだと思います。
けれど、わからないままなのもミステリアス(?)でいいですよね!