犬が人に与える効果

私たちにとって、犬とはかけがえのない存在です。
犬と身近にふれ合うことは言葉では表現できないほど、大切なことなんですよ。

犬と接するということは、 子供たちにとって動物に接するということを学ぶ場であり、自分以外の生き物を好きになる（＝愛する）ということを学ぶ場でもあります。
また、一人暮らしのおじいちゃんとおばあちゃん、そして、子供にとっても、犬は友達として勇気づけてくれたり、心を支えてくれる大切な存在となっているよ。


最近、有名なのは『アニマル・セラピー』というものです。
正式名称は『アニマル・アシステッド・セラピー』といいます。
日本語にすると、『動物介在療法<どうぶつかいざいりょうほう>』というものです。
わかりやすく説明するとね、「動物を治療<ちりょう>に参加させて、犬や猫といった動物に病気を治すためのアシスタントしてもらう」というものかな。
最近では、老人ホームや障害児施設<しょうがいじしせつ>などで多く取り上げられているよ。
犬で有名なのは、『盲導犬<もうどうけん>』や『介助犬<かいじょけん>』などがこれにあたります。

この効果はすごくて、過去にこういうふうになったという例がいくつもあるんだよ。
下の表が、その一部の例だね。

 

●自閉症<じへいしょう>（人と接することが上手にできない、言葉に障害のあるといった症状） 　 ぎみの 子供が犬と暮らすようになって笑顔を取り戻した。 ●老人ホームへ犬を連れて行ったら、会話が増えた。 ●寝たきりで動く気力のなかったお年寄りが、猫をなでようとして手を伸ばした。

 

といった、たくさんの例が報告されています。

つまり、動物を抱いたり触ったりすることで、心が癒されたり、不安がなくなって安心できたりするんだね。
みんなもそんな経験あるんじゃないかな？
動物と接することで、前よりも、人との関わりや会話が増えます。
さらに、高血圧の人の血圧が下がったり、寿命が延びることもあるそうです！

この結果から本当にすごいってことがわかるよね？

私たちにとって、犬やほかの動物って、必要不可欠<ひつようふかけつ>な存在なんだよね。
ロボットなんかじゃない、生きているからこそ、心が癒されていくのかも・・・・。
犬が私たちに向ける無邪気な笑顔が何より嬉しいよね。


身体障害者<しんたいしょうがいしゃ>にとっても、盲導犬<もうどうけん>や介助犬<かいじょけん>は生活を助けてくれる以上に心を癒してくれます。


こういったことから、私たちにとって犬とは本当にかけがえのない存在といえますね♪

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